熱帯の海洋上で発生する低気圧を熱帯低気圧を呼び、このうち北西太平洋で発達し中心付近の最大風速がおよそ17m/s以上になったものを台風と呼びます。
 
 
  地球の自転の影響で北へ向かう性質を持ちます。
   
 
  台風の発生しやすい場所は、太陽の光を沢山浴びた暖かい海です。
海面水温の高い海上では、上昇気流が発生し、次々に積乱雲が発生しこれらが、幾つも集まって渦を形成し、渦の中心の気圧(1気圧1013hpa)が下がることによって、台風が発生します。
 
 
   
 
  海面水温が高い熱帯の海上では上昇気流が発生し、この気流によって次々と積乱雲(日本では夏に多く見られ、入道雲とも言います。)が発生します。
   
 
 
  台風が発生してから、中心気圧が下がり勢力が最も強くなるまでの期間です。
   
 
 
台風の勢力が最も強い期間です。
   
 
 
  衰弱して消滅するまでの期間です。
 
 
  弱い 990hpa以上
並み 960〜989hpa
強い 930〜959hpa
猛烈 900hpa

                 
 
上記の表のとおり、気圧が下がるにつれて台風の勢力が強くなっていきます。
 
 
  一般的に熱帯低気圧の中心付近の最大風速が17m/s以上になると、雨風を伴う台風となって活動しますが、台風の眼に入ると風は急に弱くなり、時折、青空が見えることがあります。しかし、風が弱くなったり天候がよくなったからと言っても、台風が去った訳ではないので警戒が必要です。
台風の眼が、通過した後には反対向きの強い風が吹き返します。
 
 
  大きさは、平均すると直径40 km〜50 kmになります。はっきりとした台風の目が確認されれば、その台風が発達していることが分かります。
 
 
  台風に向かって南よりの風が山を越えて日本海側に吹き下る際に、気温が高く乾燥した強い風が吹くフェーン現象が発生しやすく、著しい乾燥と強風のため、火災が発生した場合には延焼しやすくなります。
 
 
  風が山脈を吹き越えるとき、風下側で気温が上昇し乾燥する現象のことです。風が山腹を吹き上がるとき100mにつき約0.5℃気温が下がりますが、山頂を越えて吹き下りるときは100mにつき約1℃ずつ上がり乾熱線(フェーン)となります。